佃島は江戸時代初期、徳川家康が大坂の漁村・佃村から呼び寄せたことで移住してきた漁師たちにより、江戸湾の隅田川河口に開拓された人工島である。
徳川幕府は佃島の漁師に対して江戸湾での漁業権を与え、一方で佃島の漁師からは見返りとして白魚を献上してきた。
佃島漁師によって獲れた魚は江戸市中で流通されたが、その際に一緒に網にかかってきた雑魚を保存が効くように味付け加工して作られたのが現在の佃煮である。
もともと佃島は200m四方の小島だったが、近代に入って相次ぐ埋め立てで東京湾ははるか遠くに追いやられてしまった。
それでも、江戸時代からの漁村の名残りは今も見られ、町割りは開拓当時のままの形で残され、かつての漁家の家々が所どころに残っている。
佃島の船溜まりは今でも漁船が多く係留ししているが、その背後には大川端リバーシティ21が控えており、新旧の街並みが同居する姿を目にすることができる。
撮影日時: | 2024:10:11 17:29:08 |
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ISO感度: | 200 |
露出時間: | 20 (20/1) 秒 |
露光補正値: | 0 EV |
絞り: | f/22 |
焦点距離: | 15 mm |