隅田川の両岸に続く「隅田川テラス」。
所々で途切れて連続性がないのは残念ながら、いろんなところから橋のライトアップを眺めることができる。
今回は隅田川と分岐する小名木川の河口に架かる萬年橋の北側にある隅田川テラスから臨む、清洲橋。
ここからの眺めが最も美しく見える角度と言われ、ドイツ・ケルンのライン川に架かる吊り橋を彷彿させることから、「ケルンの眺め」とも言われている。
近くには松尾芭蕉案の史跡があり、展望庭園があるのだが、早い時間に閉園してしまうので、どうしても夜景を眺めることができない。
そこで、この場所から清洲橋のライトアップを眺めるのだ。
そして、話に出てきた萬年橋だが、こちらも日没後になるときれいにライトアップされる。
こちらは昭和5年に関東大震災の復興事業に合わせて、もともとの木橋を現在のアーチ橋に架け替えたものである。
夜景サイトではほとんど取り上げられていないが、こちらのライトアップも併せて観賞したい。
なお、この橋が架かっているのが小名木川で、徳川家康が江戸に入府した際に造成された人工運河で、隅田川から分かれた後は一直線上に延びている。